循環不全
血液の巡りが滞っている。
世間にあふれるネガティブな言葉が、じわじわと体の中に浸透して、混ざり込んで、侵食して、正常さを破壊していく。
蓄積された老廃物は、さらに感情を負の方向へ走らせる。
早く早く、この不全から救われなければ。
怒り
大人げなかったかもしれないと反省したところで、湧き上がる怒りへの言い訳にしかならない。
怒りはどこから発生するんだろうか。
極端に怒りという感情が薄い子供時代だったので、大人になってから新たな自分を知っては動揺する。
感情に飲み込まれた時、一番危ういのは自分を客観視できないことで、気づいた時にはきっと一人になる。
孤独は嫌いじゃないと豪語できるのは、本当の孤独を知らないからだ。
忙しいから心に余裕がないのだと思って、それの対処法を調べたら
心に余裕がないから忙しいのだとネットから突き返された。
大事なのは深呼吸。
青色を仰ぐ
お盆前から日本を騒がせた台風10号が過ぎ去ってから数日、途端に朝晩が過ごしやすくなった。怠慢な私は環境の変化についていけず、ついついクーラーのリモコンに手を伸ばし、冷風の吹く中で朝まで寝落ちしてしまい、結果的にはお腹を壊すという情けない自体にも陥った。忙しないお盆明け、そんな一週間がようやく終わった。
そうは言ってもまだまだ残暑には油断できない。
話は変わるが、私は海が好きだ。お盆にはお休みを頂き、久しぶりにしまなみ海道を渡るという思い出を作った。
昔とはずいぶん風景の変わった広島県尾道市から、すぐ目の前にある向島、ポルノグラフィティ出身の因島などの島々を渡り、四国へと旅立つ、夢のブリッジだ。そのうえ流行りのサイクリング用のロードもあるというのだから、なかなか現代的で、健康的でもある。
話が逸れたが、つまり、私は青い海が好きで、青い空が好きだ。太平洋や日本海とも違う、瀬戸内海独特の青さは、一体何なんだろうか。
視覚効果と言うものは絶大で、涼しさを覚える為には寒色系の色を使う事は、恐らくカラーコーディネーターなどのプロの方々から見たら常識的な事だと思う。恐らく。
青色を仰ぐ。残暑を乗り越える為に、私はもう一度短いお盆休みを振り返りたい。
ーー今週のお題「残暑を乗り切る」